カラダの教科書vol.1

・お値段送料込み価格に変更しました(4/8)


現役ダンサーがあなたへ贈るカラダの本当のことだけを書いたテキスト。


クラシックバレエの基礎からカラダの動きについて、解剖学レベルから書かれております。しかし、誰にでも分かるように専門用語はなるべくつかわず、あっても詳しい注釈を記載せさせていただいております。また、ダンサーがステージ最高のパフォーマンスをするために必要なスキルは「テクニック」のみではございません。日々の積重ね、心と体が健やかで美しくあることが大切です。「食う、寝る、動く」について大瀧冬佳が実践実証してきたものだけを書かせていただきました。


本書は全6巻構成で、こちらはその第1冊目となります。


著者 大瀧冬佳
デザイン 山田邦弘
協力 ダンスカンパニーUzme 
〒197-0814 東京都あきる野市二宮951-2
Uzme管理事務所  info@uzme.dance


大瀧冬佳 ダンスカンパニーUzme(うずめ)団長/ダンサー

1990年千葉県生まれ。5歳よりクラシックバレエをはじめる。
コンクール、公演、舞台経験を経 て17歳で英国ロイヤルバレエ団のスカラシップを獲得する。
18歳のころ解離性障害により精神科 閉鎖病棟へ強制入院。
19歳で最愛の母を亡くす。
20歳で第一子出産。21歳で第二子出産。
幼少 より虐待、機能不全家庭で育つが、ダンスのおかげで様々な不遇な環境を乗り越え今を幸せに生きられている実体験から、身体表現の可能性に目を付けダンスカンパニーUzmeを2016年7月に立ち上げる。
2017年5月の旗揚公演を皮切りに社会にむけてダンスの価値を示すべく精力的に活動中。


大瀧冬佳公式HP/ fuyukaohtaki.com
ダンスカンパニーUzme公式HP/ http://uzme.dance/


【内容】
はじめに
 知っておきたい、カラダの本当のこと。
本書を通して体についてのとてもベーシックなことをお伝えしたいと思います。     

「食う」「寝る」「遊ぶ」この3つの柱を私は大切にしております。世の中にはたくさんの健康や美容、ダイエットに関する情報で溢れています。本書では踊ることを本業としている私、大瀧冬佳のロイヤルバレエ団に現役合格した時の失敗や成功、溢れる情報を片っ端から自分の体を使って実験した結果、最も体に合うことのみをお伝えします。

最も体に合う自然なこと、それはみなさんがすでに知っているとても基礎的なことであります。生物としての人間、野生動物とそれは地球規模で考えた時変わりはないのです。あなたの野生を目覚めさせる方法を全6回にわたり書いていきます。

それは「進化」ではなく「回帰」です。
                    
 ダンスカンパニーUzme団長/dancer
          Online Ballet School主宰    大瀧冬佳
                

動きはどこで生まれてますか?

第一回目は、体の動きを作るための役割を担う4つの部位についてお話しします!

これはムーブメントについての話です。ダンサーならダンス。ヨガならアーサナ。整体師さんなら運動指導の参考になるのではないでしょうか?「遊ぶ」ように動けたら、それはとても楽しいことですし、受動的ではなく能動的です。もし、これを読んでくださってる方が指導者という立場なら相手にそれを促したいと望むのではないでしょうか?逆の立場でもそれは同じことです。

 さて、「動きとはなんでしょう?」

 結論から言うと、動きは関節で生まれます。そして、筋肉で骨を動かしています。至極、そのまま、当たり前のことではありますが、人はその道に進めば進むほど当たり前のことを忘れて知識や経験を「足す」ことばかりに走ってしまいがちです。
 1. 筋肉について


筋肉は、繊維が束になっているものです。(図1)できることは縮むことのみです。伸ばすと言う動きは筋肉はできません。つまり「ストレッチ」、「ゆったりと伸ばして」という言葉を指導中、または指導を受けている時によく聞きますが、それはその筋肉にはできないことなのです。別の場所にある筋肉が縮むことによって反対側に位置する筋肉が伸ばされるのです。

 筋繊維の一本一本が骨にくっついている始まりの点と終わりの点の距離が近く、これが縮むということです。(図2)

筋肉の知っておきたいポイント3つ
・筋肉は細い繊維が束になっている
・できることは縮むこと(縮むとは点と点の距離を近づけること)
・伸ばすことは筋肉にはできず伸ばされることはできる


踊る時、アーサナをとるとき、動くとき、その動きはどこの点と点の距離が近く動きなのかを観察してみることです。距離が近づくということは一つの筋繊維には一つの直線の動きしかできないのです。でも、私たちの動きは滑らかに円を描く動きもできますし、縦横斜めへの動きが可能です。これは幾層にもなるそれぞれの筋繊維が順番に縮む動きを繰り返しているからできることなのです。


2. 骨について

 人の体の骨を観察するとそれはとてもよくできた建築物さながらです。スカイツリーや高層ビルのようなしっかりとした耐震が私たちの骨格には施されてます。基本的には生命を守るために建築されているようです。血液を循環させる大事なポンプ心臓や呼吸をする肺、そのた大事な臓器は肋骨にぐるりと守られています。脳から各臓器に指令を送り受信する神経は脊髄の中を通り全身に張り巡らされています。私たちの体にとって、脊髄はとてもとても大事なようで反射的に守るような緊急システムが内蔵されています。

 踊っているとき、動くとき、それ以上動けないという状態「体にロックがかかること」があります。これはその緊急システムが起動した状態です。それ以上の動きは命に支障をきたすという体の防御反応です。

 脊髄を第一優先で守っているということを理解し動くと様々な動きの悩みの解決への糸口が見えてきます。

 スカイツリーや高層ビルのような耐震構造(図3)

 スカイツリーや高層ビルのてっぺん近くには、とても重い重りがあるそうです。地震が起きたとき、地面の揺れに遅れて重りが揺れることにより建物自体が倒れることを防ぎます。本体と重りの揺れのタイミングのズレを利用し、揺れを相殺させることで、本体を保ちます。

 この重い重りは私たちの体でいう頭です。頭は成人だとおよそ5㎏ほどあります。スイカくらい重たいものが体の上部に位置しています。

 しかしながら、揺れに自然に反応するには、首や背骨が緩んでいて揺れに抵抗なく反応しなくてはこの機能は使えなくなってしまいます。イメージしてください。高層ビルの上部にある重りはどのように設置されていたらこの機能が発揮されると考えますか?本体にがっちり固定されていたらこの機能が発揮されるイメージできますか?できませんよね。揺れに素直に従う、そうした設計でないとただの重い重りです。それは首も凝るし、肩も凝りますよね。なんなら腰も痛くなります。

骨の知っておきたいポイント3つ
・骨自体は動かない
・骨の構造は完璧
・命を守ることが最優先


 骨自体は動きません。しかし、その設計は完璧なのです。そのままで。何も私たちの思考で余計なことをせずとも、その設計は自然な動きを生み出すのに最適な構造をしているのです。なるべく「リラックス」「力を抜いて」と言葉を指導者がかけるのはこの機能を発揮させるためです。体に委ねる、余計なことはしない、意識を手放す、体を信じる…私は色々と試してきた結果、答えは体が一番知っているという結論に達しました。そして、その全てを理解するより任せてしまった方が早いということもわかりました。

3. 関節について
 動きは関節から生まれます。関節には様々な動きを生み出す形のものがあり、(図4)蝶番型、球体型、と色々あります。それぞれに動く方向と、動く場所、可動域が決まっています。




関節の知っておきたいポイント3つ
・動きは関節から生まれる
・動く方向は決まっている
・動く場所も決まっている
・可動域も決まっている


 「動く方向、動く場所、可動域は決まっている」決まっているにもかかわらず、この決まりを超えた動きをすると、それはつまり怪我をすることになります。
 

◆動く方向を無視した時
 
 扉の蝶番をイメージして、これは開けると閉めるという動きしかできませんよね?当たり前です。だけども、それを無理に上に動かそうとしたら、基盤ごと木から折れたり、ネジが外れたり…故障します。(図5)これと全く同じことが体に起きます。


 
◆動く場所を無視した時
 
 扉の蝶番をイメージして、今度は扉の前に障害物が置いてあり無理やり閉めるとします。扉が折れますね。それにものすごく力が必要になります。例えばみなさんは手の指はどこから動かしている認識ですか?(図6)視覚的に捉えている指という部分からではなくて、指の関節はどこかを考えてみてください。思うよりも指は長く、ここから動きが生まれていると認識し動かした方が小さな力で大きく動かすことも、繊細な動きをすることも可能になります。


◆可動域を無視した時

 扉の蝶番をイメージして…もう続きは考えなくてもわかりますよね。(図7)可動域を超えたところに開き切ったらそれも壊れます。柔軟な体に憧れを持つ方は多いですが、それはつまり持っている可動域の最大まで使えるということですよね?その向き、場所、動く幅これらを正確に認識すれば可能なことで、間違った認識で行わなかった場合、壊れた扉のようになってしまいます。


 4. 靱帯について
 靱帯はこの4つの中では、普段、一番認識しにくいものですよね。
大概、彼らが表に出てくる時は、怪我の時に初めて名前を聞いたりすることが多いのではないでしょうか?

「靱帯損傷」そんな言葉なら聞いたことがあるでしょうか?

彼ら、靱帯は骨と骨を関節で繋ぎ止めているものです。(図8)関節とともに可動域を決めているものです。あまり弾力性はありません。骨格、体全体を安定させるために靱帯があるからです。しかし、時間をかけてゆっくり伸ばすことは可能です。

まとめ

「筋肉」が「骨」を「関節」から動かしている

 基礎を徹底的に。基礎を細胞に染み込ませるために応用をすると私は思います。
ムーブメントが生まれるたびに、体の動きは体にオートで任せた状態でどの筋肉がどの骨をどの関節から動かしているのか確認してみてください。私たちが行うことは思考で行うムーブメントと、体が行うムーブメントとのズレを修正していくことです。意識や認識は時に自然な動きの弊害になっていることもしばしばあります。そういった意味で、この当たり前の基礎を徹底的に行う必要があります。

¥ 3,160

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